花の径は1〓2センチぐらいの大きさで、細いヒトデのような形をしていて、赤い色も意外に周りの景色に馴染んでしまう暗めの赤。
なので、手持ちの普通の性能のカメラでは、花にフォーカスする力がなくて、花の後ろに背景用の板を持ってきて写真を撮っています。
今咲いている花が1年をかけて結実して、来年の秋に、丸い莢(莢)から種を撒き散らします。なので、いつも目にするのは弾けた莢ばかり。
それにしても、この木は半日陰に置かれている影響なのか、今年もまた曖昧な紅葉をして、今現在、ほとんどの葉が散り落ちています。
この木って、本当は紅葉が素晴らしいらしい。
そもそもウチの庭では、日当たりに置かれているモミジも、紅葉はあまりきれいではありませんので、秋に紅葉するための条件が、かなり足りないのだろうと思っています。
幸い、マルバノキはハート型の葉っぱが丸くて可愛いので、環境が紅葉に向いていなくても、じゅうぶん楽しめているので、これはこれでヨシ。
ところで、マルバノキの周辺の植木鉢を手入れしていたら、鉢の底に潜り込んでいたヤモリを発見したので、ついでに写真に撮ってみました。
寒いのか眠たいのかじっとしていて、もとからそんなに敏捷ではないにしても、夏の頃に比べれば反応が鈍いようでした。
一緒に写っている ”青い実” は、直径が大体1センチなので、そこからヤモリの大きさを想像できると思います。
周辺に住んでいるヤモリは、皆これくらいのサイズで、ごくまれに家の中に入り込むこともありますが、出会うのはほとんど外ばかり。しかも植木鉢の下で休んでいることが多い〓。
体が小さいし、色も地味、動きも静かでぜんぜん目立たないので、いきなり遭遇しても認識に時間がかかってしまって、ちっとも驚かされません。
なので、庭に住む爬虫類の中では、最強のゆるさを誇っています。
そう言えばその昔、与論島の民宿の食堂で、ウケウケとけたたましく鳴きながら、壁や天井を素早く走り回る大きなヤモリたちを見たことがありした。