こちらは、素直に咲けば青花のところを、ピンク色でエンディングを迎えた、”倉木テマリ”。昨年、鉢植えから地植えに切り替えたばかりでした。
そもそも定植した場所が、半日陰でも土が乾燥しやすく、しかもずっと分厚いタイルが敷かれていた場所だったので、おそらく土壌がアルカリに傾いていたのでしょう。
もし、それがピンク色になった原因ではないとすると、後は、植え替えの時にネームプレートを間違えて地面に突き刺したってことで・・・。
実は、条件違いの半日陰の3箇所に、 ”藍姫(アイヒメ)” というヤマアジサイを試しに地植えにしていて、その藍姫も、名前の通りに美しい藍色で咲いたのは1株だけでした。
他の2箇所の藍姫は、いきなり赤紫で咲き始めた後に、濃厚で暗い赤桃色になって、藍色とはほど遠い赤系の色で現在ファイナルステージ中です。
まるでリトマス紙のごとき扱いを受けている藍姫たちですが、こうやって試しに色々やってみると、いかにヤマアジサイが土の影響を受けやすいかがよくわかります。←藍姫は大迷惑
とりあえず、赤に染まった ”倉木テマリ” や ”藍姫” は、土が酸性化するのにまかせていればいいので、忘れた頃に元の青色の花を咲かせることでしょう。
なので、来年、再来年とどう変わっていくのか、このまま様子を見守ろうと思う反面、問題の土に、酸性化を促進する用土をすき込んでみたい衝動がブルブルと・・・。
鉢から庭に下ろした青系のヤマアジサイは、のきなみ赤みが強くなっていて、「別の何かじゃないか」ってくらいに印象が変わっていました。
そのせいか、青系の株については、大きくなったからといって地植えにするばかりではなく、鉢植えでコンパクトに育てることにも、力を入れようと思い直しました。