カミキリムシと抜け殻と
2016-07-29


太陽の日差しは洋服の生地を貫く勢いでも、風はけっこう冷んやりとしていて、風が吹くたびに汗だくの険しい表情がゆるみます。

ボケも、ここ最近の暑さを猛暑と感じていない様子で、いきなり咲いたりしていますし。夏になると、直射日光があまり当たらない場所に植えられているおかげで、今を快適な季節と勘違いしたのでしょう。↓狂い咲きをはじめたボケ

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そんな中、今日になって花の数がさらに増えた様子のレモンマートルに、昨年もやってきたオニガラのカミキリムシが、3〓4匹ほど集まってきていました。

(体長1.52,5センチくらい)

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花の何かを食べているように見えたものの、この虫を観察する場合、炎天に耐えなければならないので、さすがにこちらの集中が続かず。ただ、もぐもぐやっては、顔や長い触角の掃除をして、またもぐもぐを繰り返して、好物にうずもれている様子がいかにも幸せそうでした。


オニガラよりは、白黒のパンダガラとかウシガラのほうが絶対に似合っている感じだけれど、ゆっくり食べるためにもオニガラのほうが好都合なのでしょうね。

 

図鑑でのマッチングが正確なら、”キスジトラカミキリ”という名の虫と思われます。

これからしばらくの間は、アリや羽虫に混じってこのムシの姿を頻繁に見られるはずです。

 

ムシの話ついでになりますが、今年の庭ではセミの羽化ラッシュが続いている様子です。

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あちらこちらの草木に脱ぎ捨てられた抜け殻がくっついていて、たとえば、高さ50センチ未満のブルースターの先端や、しなるアヤメの葉につかまっての羽化など、特に低い位置で羽化にチャレンジしているセミの多いこと。

発見できた範囲で、一番高い位置にあった抜け殻は、ユキヤナギの木の140センチの高さのところのものでした。

 

土から出てすぐに、好条件の枝や木によじ登られた者と、歩きにくい体で移動するうちに手頃な条件で手を打った者がいて、運の善し悪しはさておき、地上で幼虫の姿でいられる時間はかなり短いみたいですね。


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