ちょうど春の頃、花が咲いているさなかに訪れた、いわゆる春の嵐のレベルを超えた暴風で、隣の木とぶつかったり、なんだりかんだりした結果、並んで咲くはずの花があちらこちらで抜け落ちてしまったユスラウメ。
当時の予想にもれず、やっぱり実はまばらなつきかたになり、収穫しようという気にさせられない量でしたので、そのままにしています。
写真は、もっとも見栄えよく並んでいるところを狙って撮影したものの中でも、好印象を与える撮ればえのものを選んでいるので、実物とはいえ “写真はイメージです” と一言そえさせていただきます。
こちらは鉢植えのジューンベリー。
熟れはじめの頃と・・・
同じジューンベリーの枝の、さらに熟成度が進んだ頃の様子です。
この木は最終的に3〓5メートルとサイズが大きくなる木で、ずっと鉢植えのままというのはどうやら無理らしいので、根詰まりを起こす前に挿し木で苗木を作って更新していこうと思っています。
ようは、コンパクトなままで育てようという魂胆。
わざわざそうしたくなるくらい、お気に入りの木になっておりまして、花も紅葉もきれい、葉っぱも不思議と涼しげでいい感じ、もしウチの庭が広ければ地植えにしただろうと思われる木です。
せっかくなので、今春咲いたジューンベリーの花の写真をひとつ。
庭植えにした場合も自然樹形が美しいそうで、大きく成長した木に花が咲く姿や、紅葉した時の姿を写真で見る限りでは、春と秋の趣は格別です。
・・・さて、今回ジューンベリーは幼木なりに実が多くなったので、炭酸水にでも入れて果汁を初飲みしてみようと画策しておりました。
実の赤みが増しはじめてからは、毎日、指先で実の弾力確かめつつ熟れ具合をチェックするという、珍しく狩人モードにスイッチオン。
で、ある夕方「よしっ、明日にはまとまって収穫できそうだなっっ」と手揉みをしながら張り切っておりましたら、一夜開けた早朝、おしかけたヒヨドリ連中にいいところを食べられてしまいました。
ユスラウメの実には見向きもしないのに、ジューンベリーの実は美味しいと知っていて、虎視眈々と狙っていたとは・・・