先週末、小網代の森へ行きました。
おととしはカニのダンスを見ることができましたが、昨年はカニが集まるはずの干潟が台風でダメージを受けて踊るカニを見ることはできず仕舞い。
今年はどうなっているだろうかと、猛暑の中を出かけてきました。
小網代港から森へ入る道は、水があれば岩にも地面にも溝にも、森に住むカニがいっぱい。まさにカニの森に来たって感じです。
岩の間や壁面を素早く移動する様子がすごい。8本も足があったら、足に足を引っかけてもつれそうなものですが……。
アカテガニの幼生
こちらも幼生かな……。
森で暮らすアカテガニは、産卵になると海に降りてゆく必要があるそうで、小網代の森のような森と川と海がある場所であればこそ、こうして豊かに繁栄することができるのですね。方々に当たり前のようにカニがいると、すぐその景色に慣れて貴重であることを忘れてしまいますが、実は数少ない自然環境を見ているのですよね。
……虫カゴがわりのカメラに、森のカニをたんと撮っておきました。
再び小網代湾が見えてきました。海が奥の方に遠のいていて、手前に干潟が広く大きく浮いています。今年の干潟がワイドサイズでしたので、カニダンスへの期待が大きく膨らみました。
干潟に向かう途中のところどころに群生して咲いている、ハマカンゾウ。