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ずっとお天気続きで、花も次々と咲いて、この生きもの見聞録はこのところ植物たちの話題で持ちきりになっていますね。
これからもまだ咲くよ〓、と植物たちは勢いづいていますから、毎日わくわくしながら、庭をうろつき回っています。
写真の花はトキンバラです。植木鉢で生活しています。
最初に咲いた3輪の花だけが、ぐっしゃ〓となったので摘んでしまいましたが、全体的には今がちょうど満開です。
この花は、咲き始めは薄い緑がかった白色をしていて、完全に開ききっても、真っ白なのに淡いグリーン色をしているように見えます。
そう聞くと、ちょっと儚げな雰囲気の花をイメージすると思いますが、実はこのトキンバラ、超級マッチョ植物でございます。
小さくて弾力のある小さなトゲが原因で、よく人間の洋服にからみついては、鉢ごとゴロリ転倒する生活を送っているせいで、折れたりもげたりは日常茶飯事。
アクシデントに強い、と人間に覚えられてしまったせいで、手加減をしてもらえなくなっていて、それでも、ひるむことなく元気に育っているようなツワモノです。
しかも昨夏、関東が渇水気味になったある時期、水やりがうまくいかず、ヨロヨロと枯死した鉢がいくつかあったのですが、そんな中、トキンバラはムキっと復活して、不死身ぶりをアピールしてくれました。
ただ、ダメージは大きかったらしくて、無傷の再生とはいかず、枯れてしまった部分がありましたね。
おかげで、今年は全体的にコンパクトになっていて、誘引をする手間がはぶけましたが、見栄えはイマヒトツで、かなり奇妙な姿格好でございます。
それでもトキンバラ、美とド根性を一緒くたにして、ひょうきんな枝ぶりに満開の花をモワモワつけてくれました。
なかなかけなげに頑張っているので、おしゃれなトレリスにでも這わせてやろうかなー、と計画しているところです。