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花盛りの日々で、つい花に目がいってしまいますが、今日の写真は、花の周辺で活動している生きものでございます。
生まれたての、お子様バッタの写真をたまたま撮ることができたので、載せることにしました。
撮影した時期は、GW最初の頃。
まるで間違い探しのような構図の写真ですが、手前でぼやけて写っているものと、上の隅のほうで草陰からぼんやりお尻だけ見せているものも合わせると、ここには5匹の子バッタが写っているようですね。
(他にも写り込んでいるかもしれませんが)
どうやらアルペンリンドウの鉢のどこかに、卵が産み付けられていたようです。
そうと知らず、水やりのために近づいたら、トノサマバッタのミニサイズみたいなのが、一斉にピコピコ跳ねまして……これが、子バッタたちの解散の合図になってしまったようでした。
いったん、一匹一匹の子バッタの間隔が開き始めると、完全に散り散りになるのは早かったです。
その後も、庭を歩けば、時々小さいのがピコっと跳ねるのですが、姿が小さすぎる&保護色の影響で、どこに着地したのやら見失う状態でした。
やっと今日、ブッドレアの木の葉の上に、ほんの少し大きくなった子バッタが、一匹……模様もいっちょうまえになった姿を観察できました。
格好ぶりがかわいかったので、写真に撮りたかったのですが、手にしていたのはジョーロ。ダッシュでカメラを手に、現場に戻った時には、いなくなっていました。
子バッタがとまっていた「ブッドレア」は、以前お話しましたが、剪定しても、不思議な形に変化する扱いにくい木ですが、同時に、昆虫を集める楽しい木でもあります。
今回も、昆虫観察に便利だな〓と思ってしまいました。
ただ、あんなに小さな子バッタでも、ブッドレアの葉っぱをかじるのかな? ちなみに、昨年この木の葉っぱをよくかじっていたのは、オンブバッタたちでした。
子バッタたちが成虫になる頃には、どこか遠くへ飛んでいっているのだろうな〓。庭には薬をまいていないので、美味い葉っぱを食い逃げにできるね。
と言いたいところですが、庭ではいろんな生きものが、生きたい放題になっているわけで、トカゲやクモもいっぱい。
だから子バッタ時代の危険度は、ハイレベル。
天敵のアタックやワナを避けて、無事に大人になれるといいですね。
ま、トカゲの皆さんだって、最近ひんぱんに何者かに襲われているらしく、どのトカゲも “しっぽリニューアル中” の姿で走り回るようになっています。
食物連鎖がフル稼働中。
捕食者に狙いうちにあっているのは、お子様バッタだけではないってことで、自然はバランスよくできていますね。