さて、白ユリたちは今夏も、暑い中、何の順番に咲いたのかわかりませんが、今は日陰の一群が最終の花を咲かせているところ。
ちょうど、終わりを迎えた白ユリの花があったので、花がらを摘もうとしたら、枯れた花の色に混じり込むように、コオロギの仲間が潜んでおりました。
(コオロギが小さいので、わかりづらいかな?)
このコオロギ、通りすがりに休憩しているだけなのでしょうが、終わったユリの花が落ちるのも、もう間もなくのはず。
花びら崩落の危険よりも、うまくカモフラージュされる安全を選んだのか、それともただの偶然に枯れた花の中で休んでいただけなのか。
ちなみに、この近辺にカマキリが出没中。
白ユリの撮影中、カラミンサになりきっているカマキリを発見したので、ついでに写真に撮ったところ、その20分後、同じ場所でそのカマキリにバッタが捕食されていました。
(動くバッタが食される姿を注視するのが困難で、カマキリの食事風景は写真に撮れず)
庭を歩けば、人間すら毎日のように、どこかの蜘蛛の巣にかかるこの頃。
動き回る昆虫を狙って、地にも宙にも天敵が待ち構えているのですから、きっと、枯れかけの花は確かに静かに休める場所なのでしょう。