梅雨が開けないおかげで、ここ4〓5日は比較的涼しく感じる日が続いています。
確かに、晴れた日は夏らしい日差しが降り注ぎますが、そんな日でも、冷たい空気が混じった風が吹いたりして、真夏という感じではないような。
それに、ここ数日はちょうどお魚たちの水換え時期に重なっていて、おかげで、汗まみれにならずに水換えを済ませることができました。
先週末のお祭りで手にれたばかりの新顔金魚たちも、すでに水槽デビュー完了です。
そんな今日は、これまでブログで一度も話題にしたことがない金魚、mixランチュウのことについて、少しお話しようと思います。
そもそも、関心のなかった種類の金魚を飼うことになったきっかけは、観賞魚売り場で”mixランチュウ”というイージーな名前に惹かれて、店員さんに “元祖” と “雑”の違いは何か訪ねたこと。
この両者の違いは、元祖は頭がロカビリー・リーゼントみたいになるけれど、mixはそんなにコブコブにならないし、何よりも飼いやすい、ということでした。
要は、高級魚を育てられるほどの緻密さがなくても、このmixランチュウなら、ダマシすかしで育てられ、さらには、コブの素晴らしさがわからなくてもどうにかなるという、甘い“らんちゅうモドキ”の世界が広がっていたのでした。
それに、よく見ると地味カワいい。
写真のオレンジ色の個体は、小さい頃、尾ひれのフチがぐるりと黒くておしゃれでしたが、大きくなるにつれ黒色が抜けて、透明になってしまいました。その点だけは、ちょっと残念だったかな〓。
正面から見たユニークな表情や、泳ぎさる時の背中の猫背な感じ、少ないヒレでチョロチョロ泳ぐ姿などなど、これまでの金魚にはない魅力に悩殺されてしまいました。
背中にヒレがない金魚がこんなに魅力的だとは知らず、もっと具体的にいうなら、らんちゅう体型は笑のツボにハマったのでした。
・・・と新境地に達したのはいいけれど、やっぱり高価で、しかも飼育が難しそうなお魚には手を出せません。
そこへ金魚のお祭りが・・・いざ江戸へ。