庭と地続きの国有地には、サザンカの木がアクロバット的な生え方をしています。
(再三の説明ですが:::庭と地続きの国有地の植生は管理自由→放置すると不気味なヤブと化すのでお手入れ貢献しています)
もし、“サザンカの種が運ばれる”という現象があるのなら、一体、どんな野生動物や自然の働きによって、このような場所に運ばれてきたのでしょう。
さらに言えば、サザンカは種から木になって花が咲くまでに何年もかかる(4〓7年)と書いてあったので、由来を思うと摩訶不思議で仕方がありません。
とにかく、変な場所に根を下ろすハメになったこのサザンカは、国有地の手入れをし始めたばかりの頃は、石垣の陰の、内側角(80度くらい)ギリギリのところに、狭苦しく生える厄介な木でした。
暗い、窮屈な場所に、必殺技のごとく生えているワケですから、風通しを確保するためにも太めの枝だろうと何だろうと、ノコとラチェットでバッサバッサ切り落としています。時には、いっそ切り倒した方がすっきりすると思うもあったりします。
その思い切りの良さが幸いしてか、今ではサザンカらしくない、サッパリさらさらした雰囲気の爽やか樹木となっています。
そんなサザンカも、気がつけば、今年は全体的に花が思ったよりも上の方についていて、木に近づけば近づくほど、花を観賞しづらくなっています。
おんやぁ?なぜそうなった?
不思議に思って、サザンカの剪定の仕方を丁寧に調べ直してみると、「新枝に花が咲くという点を抑えずに剪定をすれば、いずれ上の方ばかりに花がつくようになる」とありました。
何年もの間、こうなることに気づかずにいたのは、この木が成長の遅い木だから。
そうか、素人仕事の結果を今更になって刈り取ったワケか、