3月22日は愛兎ミッフィ〓(フィー君)の誕生日でした。
今年で9歳、いつまでたっても子ウサギのように小さな体ですので、知らない人からは成長途中と頻繁に勘違いされますが、小さくても立派なお爺さんウサギです。
……と、久しぶりにうさぎのフィー君の達者な姿を記事にUPする予定でした。ごくたまにヨダレ問題が起きる以外、毎日とても元気に過ごしているので、こうして無事に誕生日を迎えられて喜んでおりました。
ところが、老人ホームでお世話になっていたじーちゃん(私の父)が、うさぎのフィー君の誕生日の日に天国へ……通夜だ葬式だで、うさぎの誕生日を祝う更新記事は叶いませんでした。
ということで、珍しく同じ生きものでも、今日は人間のお話です。
じーちゃん(亡父)は干支でうさぎどしの生まれ、卯年の翁でございました。
その昔、“ラビットちゃん”という名の、どこからどう見てもピーターラビット似のぬいぐるみを買ってくれたり、そもそも買ってくれたぬいぐるみはウサギだけ数が多かったり、最近でもローソンでミッフィの食器を集めては「はいミッフィ」と渡し続けたり、子ども相手に謎の “ウサ活 ”に励んでおりました。
……で、ウサギ好きかと思いきや、本人はフクロウ雑貨に目がなかったりしたのですが、おかげで、親と同じ年代の方々に父のプロフィールを説明するときは、まずいちばんに「父はうさぎどしです」と言わせていただいておりました。
そんな父がお世話になっていた施設(特養/老人ホーム)は、先月の2月にはコロナウィルス対策で面会不可になっておりましたので、結局、会えず仕舞いのままお別れになりました。
最後は老衰で息を引き取ったので、コロナ対策が原因で会えなかったことが残念で、間接的とはいえコロナウィエウスには大変な迷惑を被りました。
そんなさなか、ふいに明るい気持ちになれたことがひとつ……それは、亡くなった日、施設の近所のコブシの花がちょうど見頃を迎えていたことでした。
生前はこの花が咲くと喜んでいたので、いい具合に満開の白いヒラヒラの花々に見送ってもらうことができて、ラッキー……きれいなものや自然を楽しむのが好きな人だったおかげで、コブシの花をサカナに思い出話しができました。